一年を通して履くことが出来て、手入れが簡単。安くて、それでいてどんな服装にも合う。 そんなフェイクレザーの革靴を紹介します。
シンプルなデザインなら格安でOK
ファッションにこだわるという人でないのなら、この一足を持っておけば、他に靴はいらないんじゃないかと思う。Dedes（デデス）というメーカーから出ている、格安のレザースリッポンを購入しました。
「Dedes」は「DEDEsKEN(デデスケン)」というブランドのセカンドブランド。セカンドブランドなだけあって、値段は5, 000円を切るという、超リーズナブル設定です。
もちろん格安なので、生地はあくまでフェイクレザー。本革ではありません。しかし、パッと見ではフェイクらしさを感じない、上質な雰囲気を纏っています。
これは、デザインがとてもスタンダードなものだからでしょう。
安物な商品は往々にして、「これ、何に使うの？」という余計な装飾や、不要な差し色などが搭載されていることが多いものですが、本製品は必要最低限の要素で構成されているため、「安物っぽい悪目立ち」をする要素がほとんどないのです。
とはいえ、「アラ」もある
もちろん、格安なことには変わりないため、所々に造りのアラは見られます。
例えば僕が購入した個体では、踵部分からチョコチョコとほつれた糸が飛び出していました。しかし、こうやってアップで撮影すると気になるものの、使用前にハサミで切ってしまえば、気になることはありません。履いている時は目につかないしね。
実際に、1年くらい履き続けているものの、安物バレすることは一度もなく、むしろ同性の友人などからは何回も「それ、どこで買ったの？ かっこいいね」と言われました。
そもそも、レザースリッポンを履いている人はそこまで多くありません。そのため品質そのものよりも「レザースリッポンを履いている」という点に注目が集まり、製品そのものの細かい部分までは目がいかないのかもしれません。
実際に履いたイメージ
次の写真は、実際に履いてみたイメージです。ダークグレーのセットアップに、くるぶしが見えるソックスと合わせてスッキリとした雰囲気。
この写真のように、踝を見せるスタイルで履いても良いですし、冬にはロングソックスと合わせてもいいでしょう。
夏などのカジュアルなファッションが多くなる季節は、足元をドレスっぽくすることで子ども臭さをなくしてくれますし、コートなどのドレス要素が多くなる冬には上着と上手い具合にマッチしてくれます。
なお、冬にはややグリップが効きづらくなるので、転倒防止用に滑り止めゴムを靴底へ貼ることをオススメします。踵などがすり減ってしまうことを避けるのにも有効です。
手入れにおすすめのグッズ
本革ではなくフェイクレザーなので、そこまで手入れは必要ありません。ただ、僕のように外出するたびに毎回履いていると、流石に汚れや合皮の剥がれが気になってきます。
そこでオススメの、簡単手入れグッズを二つ紹介させてください。
ミスターミニット補色クリーム
一つ目は、ミスターミニットの補色クリームです。
色落ちなどが気になったきた時にササっと拭くだけで、新品のような真っ黒さを取り戻すことが出来ます。
蓋に専用のスポンジが付いているので、本製品だけでお手入れが可能。手が汚れづらい上、量もタップリで長持ち。また、靴だけでなく他のレザー製品にも利用可能なのでおすすめです。
コロンブスの靴磨きスポンジ
二つ目は、コロンブスの靴磨きスポンジです。
こちらは、靴の艶を取り戻すためのアイテム。スポンジの中に艶出しクリームが染み込んでいるため、ケースから取り出してササっと拭くだけで、靴がツヤツヤになります。
これも補色クリームと同じで、この製品以外に布などが必要になることがありませんし、靴以外のレザー製品にも流用が可能。持っておくと何かと便利です。
僕は補色クリームを塗った後に、こちらのスポンジでクリームを馴染ませつつツヤ出しをしていますが、スポンジだけでもキレイにすることは十分に可能。オススメです。
まとめ
格安ゆえに細かいことを気にせずガシガシ履き倒せるレザースリッポン。
「こだわりはないから、とりあえずソレっぽいのが欲しい」という方は、ぜひお試しください。